結婚できる人、出来ない人
結婚相談所で活動しているのに結婚出来ない?
上手くいかない婚活には必ず理由があります。
- 自分の条件に合う人にしかお見合いの申し込みをしない
- 希望条件に合わない相手からのお見合いは断っている
- お見合いしても交際に進めない
- 1~2回のデートでお断りされる(お断りする)
婚活の最初の1歩が、お見合いの申し込みです。
婚活を始める年齢は、人それぞれです。
20代の婚活が早いわけでも、40代が遅いわけでもありませんが、20代で婚活を始めた方と40代で婚活を始めた方では、お相手の年齢や年収などの条件においては、必ずしも自分の希望通りにならない事を頭に入れておく事が大切です。
自分にとっての結婚の意味を考えてみる

子供が欲しいから、周囲がどんどん結婚して焦っている、今後1人でいるのは寂しいから、親がうるさいから等の理由で結婚を考えているうちは婚活は上手くいかない可能性が大きいでしょう。
【結婚すれば】子供を授かる事や、親からうるさく言われることもなくなり、人生のパートナーと一緒に家庭を築いていくので1人ぼっちではありません。
ここで考えてもらいたいのが【結婚すれば】という事です。

【結婚】するには相手が必要です。
その相手はあなたが希望する条件にピッタリで、相手もあなたを希望していれば最高ですが、自分が好きになった相手が、自分を同じくらい好きになってくれる確率は決して高くはありません。
アラフィフ男性が、子供が欲しいと20代か30代前半の女性を希望しても、20代の女性はアラフィフの男性と結婚を考えるでしょうか?
アラフィフの芸能人で20歳年下の女性と結婚するニュースを目にする事がありますが、現実はアラフィフ男性が10歳以上若い女性と結婚できる確率は全体の0.2%です。
芸能人のようにアラフィフでも10歳以上年下の相手と結婚できるのは、仕事柄様々な年代の人との繋がりが日常にある環境で、幅広い年代の人との付き合い方や実際に交流があるので、年代によっての考え方や付き合い方を普段の生活から習得している為、年齢差をあまり感じないでお付き合いできる事が考えられますが、一般の人が年齢差のある人と日常的に交流する機会はそう多くはありません。
もちろん絶対にないとは言い切れませんが、歳の差婚が成立するには、抜きに出た財力や社会的地位がある方でなければ、長い長い婚活になるかもしれません。
自分自身を客観視できますか?
婚活が上手くいかないと考える人は、相手に対して自分の条件の枠に当てはめて相手を見る傾向がありますが、その条件はあなたの今だけの価値観でしかありません。
結婚相談所で活動を始めたばかりの人や、婚活を長く続けている人は、無意識に【選ぶ側の人】としての考え方になっています。
何度も言いますが【選ぶ】だけでなく【選ばれる】事の方が大切なのですが、何万人といる会員さんのデータを見ていると、どうしても【選ぶ】ことに注力してしまいがちになります。
プロフィールにある学歴・職歴・家族構成は変える事が出来ない事ですが、年齢や年収・趣味・容姿は年月を重ねるごとに変化します。
【結婚】には、変化する事をお互い理解し合い、その変化を楽しめる相手であることや、自分の価値観や物事の捉え方を相手に押し付けるのではなく、自分と相手の考え方の違いを受け入れ、すり合わせが出来る事が大切です。

夫はこうあるべき、妻はこうあるべきという考え方は人それぞれ違います。
ひと昔前なら、夫は妻を養い、妻は家庭を守るといった風潮が見られましたが、現代では、女性も男性と同じように社会的に自立していたり、高学歴で高年収な方も多くいます。
女性は養ってもらう為に結婚するのではなく、結婚後も仕事を続けたいと希望されることは珍しい事ではないのが現状です。
そうなれば、家庭生活の中で家事や育児を夫婦で協力し合っていける相手を希望します。
夫婦共働きで家事育児を協力し合える相手という条件だけなら、婚活はスムーズですが高学歴・高収入の女性でも
「自分と同じくらいかそれ以上の学歴・年収」を希望されます。
高学歴・高収入・家事育児に積極的な男性は当然いますが、そこに年齢や容姿の好みが入ってくるとなると、お相手がかなり絞られる事になります。
ここで1回考えてもらいたいのが、その希望条件を伴った男性と結婚するには、選ばれる女性であることが必然ですが、自分がその男性から見て【結婚したい】と思われる女性でしょうか?
結婚生活で大切な事は、学歴や年収だけではなく、お互いが居心地のいい関係を作る事ではないでしょうか?

お見合いの時には、服装や身だしなみ、ヘアスタイルや言葉遣いなど、お相手に対して1番素敵な自分であろうと努力します。
交際になれば男性は、デートプランを考えたり、食事に行くなら相手の希望を聞きお店を探し予約したり、中には事前に1度そのお店を訪れてお店のチェックをする人もいるくらいです。
女性もデートに行く時には、デートプランに合わせたおしゃれをし、出かける準備にしっかり時間を取り、ちょっとした手土産を用意する人もいます。
初対面のお見合いでは、プロフィールにのっている情報以外の内面的な事はわからないので、最大限の気遣いで相手と会う事になります。
この最大限の気遣いと、おしゃれで清潔感のある身だしなみを日々の生活で毎日続ける事は難しいでしょう。
結婚生活は、良いところだけを見せては成り立ちません。
一生を共にする相手同志ですから無理をして取り繕ったり、我慢をしていては続ける事は難しいでしょう。
お互いの良いところ、良くないところも含め尊重し合い、理解し合える関係でいなければ窮屈な結婚になります。
相手の笑顔を見る事が、自分が幸せに感じる事だという事が、長い結婚生活には大切だという事に気づく事が幸せな結婚への近道です。
婚活中に重要視していた事は、実際の結婚生活では優先順位が大きく変わる事の想像力を持って活動してみてください。
実際に会って見たら写真と違ったくらいで無し判定?
プロフィールの写真で好感を持った相手と実際に会って見ると「あれっ?」と思う事が良くあります。
プロフィール写真を撮るときは、プロのヘアメークが付き、プロカメラマンが撮影をする事が殆どですから、奇跡の1枚の様な仕上がりの写真になる事は当然です。

微調整程度の修正をすることは良くあることですが、ある一定数別人クラスのご本人登場の時もあります。
実際にお会いしたら、プロフィール写真と違い過ぎてテンションが下がって会話の内容が入ってこないという気持ちはわかりますが、結婚相談所でのお見合いは、容姿を重視しても意味がありません。
写真で見ると美人・イケメン、年齢の割に爽やかなイメージだったりしていたのに、実際に会ったら期待外れだったという事はよくある事ですが、お見合はプロフィール写真の整合性チェックではありません。
実際に会って話をすることで、約1時間という短い時間の中で一緒にいて居心地の良さが発見できるかどうかを見極める機会です。
成婚者のほとんどが、初対面から燃え上がるような感情は持っていません。
容姿はタイプではなかったという声の方が多いかもしれません。

希望条件ピッタリでもなく、容姿もタイプでなく結婚したなら妥協したんでしょと思った方もいるかもしれませんが、実際成婚されたカップルは恋愛をして、お互いの気持ちを確認し合って結婚されています。
結婚はゴールインという言葉を言われることがありますが、本当は人生の新しいステージのスタートです。
結婚がゴールなら、理想の相手・希望条件に当てはまらない相手との結婚はあり得ません。
何が起こるかわからないのが人生です。
今が良くても、これから先に何が起こるかなんて事は誰にもわかりません。
これからの人生で何が起こってもこの人となら、良い事も困難な事も分かち合い、支え合っていける相手として見ることが出来るのは、結婚をゴールではなくスタートだと理解できた人です。
自分の婚活が上手くいかないと思う人は、5年後・10年後の自分を想像し、結婚相手に求める事を考えるだけでなく、不変的に自分が与えられる強みを見直してみてはどうでしょう。
あなたが【婚活】に迷っているなら
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